美術品・工業品

現代アートを考えるなかで芸術家デュシャンは、美術作品というものの捉え方に問題定義を投げかけてくれているようです。現代アートを考えるなかで工業デザインはアートして、芸術品に加えるべきものなのかといった疑問を人びとにぶつけてみると、そこには絵画や彫刻などが芸術品であって工業製品は芸術ではないという人々がいるとともに、工業製品自体にも美術や芸術性を感じるといった人々もいるようなのです。芸術家デュシャンは、とある美術展に既製品である便器を出品したという驚きの行動を起こしたことがあります。皆さんは彼のアーティストとしての行動をどのように捉えますでしょうか。美術、芸術とは、絵画や彫刻作品のみならず、工業プロダクトも芸術作品として捉えるべきであるのでしょうか。

おすすめ記事