インターネット通信が普及する前の時代をさかのぼりながら、絵画や彫刻などの芸術作品が人びとにとってどのような存在であったのかをイメージしてみてください。
もしかしたらそこには現代に暮らす人びとの生活に何ら変わりない先人たちの姿があるかもしれません。時代が変わり続けるなかで人びとは多くのツールを手にしてきましたが、人びとの基本的な暮らしに必要とされているものはもしかしたら普遍的なものであるのかもしれません。
時代のなかで姿を変え続ける芸術品は、今後どのような形として人びとの生活を支えていくのでしょうか。
現代において話題となりはじめたデジタルデータが芸術品として、後世に語り継がれていく姿がなんとなくイメージされはじめた昨今でもあります。