「パトロン」とは、彼らの芸術活動を支えるために金銭を提供する人びとであると一般的には考えられているようですが、皆さんの「パトロン」に対するイメージとは一体どのようなものでしょう。
「パトロン」イコールお金持ちの人びとというようなイメージが強い傾向にあるような気がしておりますが、絵画や彫刻をはじめとする芸術作品は、現代においても比較的経済的な豊かな人びとの接点の方が根深い気がしませんか。
時代を遡るなかでも美術作品たちは、経済的に豊かな暮らしをしている人びとによって発注され、作家たちの生活が潤っていたようです。
皆さんがお気に入りの絵画や彫刻を発注したであろうパトロンの存在を探し出すことで、もしかしたら皆さんが抱いている「パトロン」の存在イメージが変化するかもしれませんね。