OPP袋を含む食品包装の最大の役割といえるのが、包装する食品を保護することにあります。その保護する食品が既に品質的に問題があるものならいくら完璧ともいえる包装を行っても、消費者にとって百害あって一利なしと言えるでしょう。そこに食品加工技術が食品包装にとって包装技術と双頭をなすものであることはお分かりいただけることでしょう。極端な例である食中毒とまではいかないにしても、変質や変色を起こしている商品を買おうとする消費者はいません。包装した時点でもその商品は商品価値がない、と言っていいかもしれません。この食品の変質には大きく分けて生物によるもの、化学変化によって引き起こされるもの、そして物理変化で発生するものがあります。生物によるものとしての代表例は、既に食品に存在している酵素であったり、包装後外部から侵入してくる各種微生物に起因するのが主なものといえます。そして変質度合いは、酸素や温度、水分、PH(水素イオン濃度)などで影響されてきます。次に化学変化に起因するものとして、食品自体に含まれる脂質、色素、ビタミン、還元糖やアミノ酸などといった物質が、大気中の酸素と反応して起こる酸化や各物質間で起こる化学反応で引き起こされると言われています。その反応には、温度、活性水分、光線、金属イオンやポリフィンといった物質が深く関係してきています。そして物理変化で発生する変質としては、糖類アミノ酸などの結晶化によるものから、振動等の衝撃による組織破壊、水分やにおい成分の付着などで起こる変質、中でも水分の乾燥や吸湿で起こるものが代表的です。これらの原因因子を包装前に除去する食品加工技術と、包装後その品質を維持しかつ外部からの侵入等を防ぐ包装技術という両者の活躍無くして食品包装は成立しないと言われる所以でもあります。