自費出版で実際に作業が進められていく中で、問題に発展していきそうな事例についてご紹介するとともに、対処法についてお話したいと思います。事例として、契約後の追加作業についてとなります。

基本的には、本の出版に要する費用は、契約された出版社等と交わされたもので、実際に作業をしている外注先等と直接行うことは問題が生じる場合が往々にしてあり避けるべきでしょう。必ず、契約先担当者も交えた中で、外注先と話し合い、合意が得られれば、契約書の訂正を依頼すべきでしょう。もちろん、そこまではいかない軽微な追加については、そこまで必要ないかもしれません。ただ、軽微な追加でも、度重なれば外注先から、追加料金がまとめて契約先経由で請求される可能性もありますので、注意が必要です。

いずれにしても、契約先はあくまで出版会社等であれば、料金に関わることは、3者での話し合いを経るのが原則になります。場合によっては、追加作業を撤回することも必要でしょう。また、金額的になかなか折り合いがつかなければ、その間作業は中止となる場合もあります。追加という依頼には、十分注意するよう心掛けておきましょう。依頼する側として、面倒でも都度追加料金の発生有無を外注先へ確認の上進めてもらうぐらいの気持ちでいた方が、あとあとトラブル発生の防止に繋がることは間違いありません。

その他、外注先での作業で気を付けなくてはいけないこととして、作業の分業化があります。通常は、そこまでわからないことが多いですが、もし同じ作業の中で微妙な不統一感を感じた場合は、念のため確認しておくのがいいかもしれません。いずれにしても、全て完成してから問題視しても手遅れです。そうならないよう、途中の作業にも、気を配る方が賢明ではないでしょうか。