採用ブランディングの具体的な実践方法に入る前に、施策の全体像について確認しておく。まず、自社の理念や価値観を明確にすることからはじめるのがいい。採用ブランディングは理念に共感してもらうことで、採用へと至るのが基本である。理念に共感してもらうには、自社の理念や価値観を自分たちが正しく理解しておかなければならない。現実的には、自社の理念や価値観について正しく理解している人はそれほど多くはない。むしろ、理念の存在そのものが浸透していない場合もあるため、改めて再確認しておくことだ。

理念や価値観について理解したら、そこから自社の強みへと落とし込んでいく。自社の強みとは応募者にアピールできるポイントと言い換えてもいいだろう。自社のアピールポイントが明らかになれば採用すべき人材像が見えてくる。採用人材像をきちんと定義したうえで、採用基準を明確化し、具体的な採用方法を決めていく。そしてコンセプトを開発し、それを基に採用フローを構築する。これが採用ブランデイングの大まかなステップとなる。

採用ターゲットに対してどのようなことを重視しているか、という視点は特に大事である。何を重視し、どんなポイントで就職先を選んでいるのか、その優先順位を理解しておく必要がある。そうすることで、最適な採用フローが浮かび上がる。あとは、きちんと手順を追って実施していくだけでいい。

具体的な行動へと落とし込む事項が見えてきても、それだけでは十分ではない。それぞれの施策を誰が実行するのか検討する必要がある。ブランディングの全体像からすべきことを決めておけば、採用時スムーズな実施が可能である。