「採用レベル」の向上によってもたらされるもの

会社の成長という視点で考えると、気になるのは採用ブランディングを実践した後の経過についてである。新卒の場合は、採用ブランディングを実践すればl年目から結果が出る。そして、2年目、3年目と経過するにつれて、飛躍的に成果は伸びていく。採用ブランディング本来の効果に加え、採用担当者や採用に関わるメンバーが熟知していくからである。次には、応募者のレベルが上がり、競争相手のレベルも上がる。そういう状況に対応していくことにより、会社全体の採用レベルが高くなる。

採用ブランディングを実践していなければ、こういった好循環は起こらない。その時々の施策に終始することになるため、短期的な成果しか得られない。もちろん、採用担当者や応募者のレベルが上がるということもない。

その点、短期的にも中長期的にも、採用のレベルを高めることができるのは、採用ブランディングを導入した企業だけである。担当者が変わっても、採用の質を下げることはない。その他の気になる点としては、採用担当者個人の能力についてである。いくら採用フランディングを正しく実践したとしても、採用担当者のレベルにより、結果が大きく異なるのではないかという疑問がある。採用担当者のレベルは個々人によって異なるが、採用ブランディングというものは、あくまでも仕組みづくりであり、土台の構築であるから、その土台の上に誰が立つのかということに関しては、経営判断でしかない。だからこそ、誰が立っても結果がでるように整備しておく必要がある。もちろん、採用こそ重要な業務であると認識し、優秀な担当者をつけることは大切である。